シンガポール

シングリッシュ (Singlish) って実際のところどうなの?シンガポール在住者が解説!

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シンガポールでは、シングリッシュを話すっていうけど、シングリッシュって実際のところ、どうなのだろう?

シンガポールで英語を習うとシングリッシュになってしまいそう?

「シンガポールで話されているのは、イングリッシュ(English) じゃなくて シングリッシュ(Singlish)だ」という話を聞いたことがあるかもしれません。

私は、シンガポールに来るまで、Singlishとは何かいまいちわかっていませんでした。

この記事では、シングリッシュ (Singlish)とは何なのか?シンガポールにおけるシングリッシュとは実際のところ、どうなのか、解説します!

記事を書いているのはこんな人

ぺとり

  • シンガポールで妻・子供2人・ヘルパーさんの5人で暮らしています。
  • 現在、現地採用でシンガポール勤務
  • 過去に駐在員を経験

シングリッシュとは?

シングリッシュはただの訛り(なまり)じゃない

私は、シンガポールに来るまで「シングリッシュというのは、シンガポール訛り(なまり)の英語なのかな~」と思っていました。

実際のところ、シングリッシュを操るシンガポリアンは独特のなまりがありますが、シングリッシュの本質はそこではありません。

英語だけど、語順や文法は英語じゃない

シングリッシュの例として分かりやすいのは、「Can」の使い方です。

例えば、シングリッシュでは、以下のような会話が成り立ちます。

Can? (できる?)

Can! (できるよ!)

このようなCanの使い方は、もちろん、英語としては変です。

しかし、シンガポールは、中国語(特に福建語や広東語)、マレー語、タミル語などの影響で、語順や文法を標準英語から逸脱して他言語(特にマレー語?)のように話したりします。

例えば、以下のようなシングリッシュの例があります。

  • Can?(できる?)
  • OK lah!(まあ、大丈夫だよ!)
  • No need ~~!(~~しなくていいよ!)

私も実生活で上の3つが便利で、けっこう使っています

標準英語とシングリッシュの関係

シングリッシュは英語をベースにしていますが、文法や語彙が異なるため、英語を母語とする人には理解しにくいこともあります。

そのため、シンガポールでは「スタンダード・イングリッシュ(標準英語)」と「シングリッシュ」を使い分けることが一般的です。

シンガポリアンは標準英語をペラペラに話せる

シンガポールのシンガポールの公用語は 英語、中国語(標準中国語)、マレー語、タミル語 の4つですが、特に英語が政府やビジネス、教育などの主要な公用語として最も広く使われています。

そして、シンガポールの公立学校(Local School)では、すべて英語で授業をしますので、シンガポール人は英語はペラペラです。

特に、ビジネス、教育などの公共・公式な場では、シンガポール人は標準英語を話します。

学校の先生も もちろん標準英語で教えます

シングリッシュを使う場面

英語がペラペラなシンガポール人ですが、仲間内のカジュアルな会話ではよくシングリッシュを交えて話します。

このように、シングリッシュは、カジュアルで親しみやすい印象があり、友人同士や砕けた場で話されることが多いです。

私の同僚のシンガポール人も英語ペラペラですが、ランチなどの雑談では、シングリッシュを交えて話していますよ~

シングリッシュの動画を見てみよう

シングリッシュについては、シングリッシュを話す人を見てみるのが最も理解が早いと思います。

シンガポールの人気ドラマ “Phua Chu Kang Pte Ltd”

シンガポールの人気テレビドラマシリーズ Phua Chu Kang Pte Ltd(1997年~2007年)でシングリッシュを話すところを見てみましょう。

Phua Chu Kangとは?

Phua Chu Kang Pte Ltd は、シンガポールの人気シットコム(シチュエーション・コメディ)で、1997年から2007年まで放送されたテレビ番組です。この番組は、シンガポールの家庭や職場の日常をユーモラスに描きながら、シングリッシュを全面的に取り入れたことで、国民的な人気を博しました。

話している言語は確かに英語ですが、アメリカのドラマとは雰囲気が全然違うことがわかるかと思います。

例としてあっているかわかりませんが、感覚的には、「男はつらいよ」の寅さんが標準語ではなくて「江戸言葉・江戸弁」を話していることと似ているのではないかと思います。

寅さんが綺麗な標準語だったらだいぶ印象が変わるでしょうね

だいじろーさんのシングリッシュ解説

次に、だいじろーさんのシングリッシュ解説をみてみましょう!

ネイティブさながらにイギリス英語とアメリカ英語のアクセントを使い分けるユーチューバー、だいじろーこと菊池大二郎さん(34)は、日本生まれ日本育ち。 「話がかみ合わないイギリス人とアメリカ人コント」など、各国の英語発音の違いをテーマにした動画が評判をよび、YouTube80万人。

シングリッシュもさることながら、シングリッシュを話している女性が非常に「シンガポールっぽい~」と思いました。

知り合いの話し方にそっくりです(笑)

シングリッシュを理解するとシンガポール生活が楽しくなる!

シンガポールに住んでいると、シングリッシュを聞く機会は非常に多いです。日常会話でよく使われるフレーズを覚えておくと、ローカルの人々との会話がスムーズになります。

例えば、

  • Can lah!(大丈夫!)
  • OK lah!(まあ、大丈夫だよ!)
  • You go where?(どこ行くの?)
  • This one good.(これはいいね。)
  • No need so kiasu!(そんなに心配しなくていいよ!)
  • Eh, makan already?(ご飯食べた?)

シングリッシュはシンプルで、慣れればきっとすぐに使えるようになりますよ!

まとめ

シングリッシュはシンガポール独自の英語の形で、多文化社会の反映でもあります。

カジュアルな会話では親しみやすさがある一方、ビジネスや公式の場では標準英語が求められます。

シンガポールに住んでいるなら、多文化社会の象徴であるシングリッシュにも理解を深めたいですね!

私の場合は、まずイングリッシュをもっと勉強するところから始めます・・・

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