シンガポールでは、DPで働くことはできるのかな?
就労にはEP・S Passへの切り替えが必要なのかな?
シンガポールで家族ビザ(Dependant’s Pass、以下DP)を保持しながら働きたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、DP保持者が就労する際の条件や必要な手続き、就労ビザの切り替えが必要かどうかについて詳しく解説します。
記事を書いているのはこんな人
ぺとり
- シンガポールで妻・子供2人・ヘルパーさんの5人暮らし
- 現地採用でシンガポール勤務
- 過去に駐在員を経験
結論
DP保持者はEPまたはS pass に切り替えることで就労可能です。また、Work Permit(WP)を取得すれば、DP保持者でも就労可能です。
実際にDPのまま、Work Permitを取ってシンガポールで働いている方を知っています
本記事の大部分は、シンガポール人材開発省(MOM)の記事を要約したものです。内容が気になる方は元記事を参照ください。=> MOMウェブサイト
シンガポールでの就労方法
方法①:EPまたはS passを取得する
EPまたはS passを取得すれば、シンガポールで就労が可能です。ただし、この場合は、DPはキャンセルされます。
この方法では、メインパス保持者(例えば、EPを持っている配偶者)と同じレベルで就労と滞在の権利が得られます。しかし、駐在などの帯同でシンガポールに来ている場合には、労働ビザへの切り替えは現実的ではないかもしれません。
会社の都合で、帯同者のビザ切り替えを許していない可能性もあります
方法②:DPを保持したままWork Permitを取得する
一方、DP保持者でもWork Permitを取得すれば、DPを保持したまま、就労することが出来ます。
この方法では、DPとは別に、新たにWork Permitが与えられます。Work Permit の見た目は、下のような感じです。

画像の引用元:リンク
Work Permit の見た目は、EPやDPにそっくりですね!
Work Permit の取得方法
Work Permit は、雇用先の企業が手続きを行って取得します。ですから、まず、シンガポールでDP + Work Permitの条件で労働者を探している企業に採用される必要があります。
つまり、職探し → 内定 → 雇用先企業がWPの手続き → WP取得 → 就労という順番になります。
まずは、条件に合う会社を探しましょう!
どうやって就労先の会社を探す?
シンガポールで就労先を探すなら、転職エージェントに登録しましょう。転職エージェントは基本的に無料で利用できるため、多くの求人にあたるためにも、複数の転職エージェントに登録しておくのがよいでしょう。
どんな転職エージェントがある?
どんな転職エージェントがあるのか?実際にDPで働いている方に聞いてみました。
全部、無料ですから、とりあえず登録して情報収集しましょう
Reeracoen Singapore(リーラコーエン シンガポール)
Reeracoen Singaporeは、は、2011年に設立された日系の人材紹介会社で、シンガポールをはじめアジアの5つの国と地域で事業を展開しています。同社は、日系企業を中心とした豊富な求人情報を提供し、経験豊富なコンサルタントが求職者のキャリアアップをサポートしています。

DP保持者には、同社の以下の記事が参考になると思います。
DPで職探しならリーラコーエンは外せないと思います
JAC Recruitment Singapore (JACリクルートメント シンガポール)
JAC Recruitment Singapore は、1987年に設立された人材紹介会社で、JACグループの中でも歴史のある拠点の一つです。同社は、シンガポールをはじめ、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界11カ国に拠点を持ち、グローバルな人材紹介サービスを提供しています。

私も大変お世話になりました
PASONA Singapore (パソナシンガポール)
パソナシンガポールは、は、シンガポールで最初に設立された日系人材会社で、35年以上の実績を持つトータルHRソリューションプロバイダーです。同社は、シンガポールでの就職・転職を希望する求職者向けのサポートや、人事領域に課題を持つ企業向けに幅広いサービスを提供しています。

パソナは日本でも有名ですね
おわりに
いかがでしたか?
勘違いされやすいですが、Work Permit (WP)があれば、DPのままでも働くことが出来ます。
Work Permit (WP)による就労では、EPまたはSパスでの就労のようにそれだけで生計を立てることは難しいかもしれませんが、帯同で来星されている方には、ピッタリなのかもしれませんね。
海外での就労経験も積めて、良いですね!
EPまたはSパスと違い、Work Permit には最低給与の定めがないため、パートタイム・時短勤務といったフレキシブルな勤務環境の求人も多いようです。