この度、『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』の発売が発表されました。
本作は、1995年に発売され、日本でミリオンセラーを記録した『ロマンシング サ・ガ3』のフルリメイク作品です。
そのニュースを見た瞬間、子どもの頃にロマサガ2、ロマサガ3を遊んでいたときの記憶が一気に蘇ってきました。
そして改めて考えてみると、私はロマサガから、ゲームの攻略法だけではなく、現実世界で生きるうえでも大切なことをいくつも学んだ気がします。
この記事では、私がロマサガから学んだことについて書いてみます。
大人を信じてはいけない
凶悪すぎる初見殺し
ロマサガ2はラスボスの強さでも有名ですが、そこに至る七人のボス「七英雄」も、それぞれ凶悪です。
初見で倒すことはかなり難しい。
当時、小学生だった私には七英雄はあまりにも圧倒的で、あの音楽で戦闘が始まるたびに絶望していました。
何度もやり直し、倒す順番などを工夫しながら、なんとか七英雄を全員撃破し、ラスボスにたどり着いた私はまた、絶望してしまいます。
「テンプテーションの見切りがない」
ラスボスが七英雄と同じ技を使ってくることは予想していました。
そのため、ソウルスティールの見切りは用意していました。
しかし、テンプテーションについては、ロックブーケ戦を全員女性で挑むことで対処したため、見切りを取得していなかったのです。
そしてラスボス戦になって初めて気づきます。
テンプテーションの見切りを取るためには、ラスボスに挑むよりもずっと前から準備しておく必要があったのだと。
拠点に戻れない
何回やり直しても、ラスボスには歯が立たないため、一度、拠点に戻ろうとしました。しかし、
「逃さん…お前だけは…」
と表示され、戻ることができません。
私は完全に詰んでしまったのです。
ラスボスが強い。
回復が足りない。
WPが足りない。
必要な見切りがない。
そして戻ることもできない。
二重三重に張り巡らされた罠によって、私はゲームを最初からやり直すことを余儀なくされました。
そして、小学生だった私はここで一つ学びます。
「大人を、簡単に信じてはいけない」
と。
システムが嘘情報を表示する
ロマサガ3では、宵闇のローブというアイテムを敵がドロップします。
当時、小学生だった私はこの宵闇のローブを手に入れて、歓喜しました。
なにしろ、表示されている防御力は、それまで手に入れた防具の中でもダントツ。
「こんなすごい装備を拾えるなんて、自分はなんて運がいいんだろう」
と思ったものです。
私は早速、宵闇のローブをパーティの回復役に装備させました。
ところが。
最強クラスの防具を装備したはずなのに、なぜか回復役が一撃で戦闘不能になることが増えます。
回復役が倒れるため、パーティ全体の安定性もどんどん悪くなっていきました。
私は何度も戦闘を繰り返した末、
「理由はわからないけど、宵闇のローブは熱に弱いのかもしれない」
と自分なりに結論づけ、使うのをやめました。
後になって知ったのですが、宵闇のローブには「偽物」と「本物」があり、私が拾ったものは偽物だったようです。
表示されている防御力と、実際の性能が違う。
そんなことある?
小学生だった私は、ここで再び思い知らされました。
「簡単に大人の言うことを信じてはいけないのだ」
と。
ロマサガから学んだこと
ゲームの中で失敗して学べ
ロマサガ2、ロマサガ3で世の中の理不尽さを思い知らされた私ですが、同時に、
「これがゲームで良かった」
とも思います。
現実世界では、大人に騙されても、間違った選択をしても、どうしようもないところまで追い込まれても、人生を最初からやり直すことはできません。
詰んだことを他人のせいにしても、時間は戻ってきません。
でもゲームなら、やり直せます。
失敗して、悔しがって、原因を考えて、もう一度挑戦できる。
だから私は、子どもの頃にロマサガで何度も「詰み」を経験できたことは、今振り返ると本当に財産だったと思っています。
これは冗談ではなく、かなり真面目にそう思っています。
ゴールから今を考える
ロマサガでは、「ラスボスを倒す」というゴールを見据えて、最初から計画的に行動する必要がありました。
ラスボス戦になってから、
「この技が必要だった」
「この見切りを取っておけばよかった」
と気づいても遅い。
だから自然と、
やりたいこと(ゴール)のために、今、自分はどうあるべきか?
を考えるようになりました。
そして私は、現実世界でもこれをかなり真剣に考えるようになりました。
あれから大学受験、就職、海外移住など、本当にいろいろなことを経験しましたが、
「ゴールから逆算して、今の行動を決める」
という考え方は、一貫して現実世界でも役に立っています。
この考え方を最初に教えてくれたのは、学校でも親でもなく、間違いなくロマンシング サガでした。
おわりに
ロマサガ3リメイクのニュースを聞いて、昔の記憶が一気に蘇り、この記事もほとんど勢いのまま書いてしまいました。
ロマサガは、本当に「詰みポイント」の多いゲームでした。
それでも最後まで頑張れたのは、ゲームそのものの完成度が圧倒的に高かったからだと思います。
失敗しても、
「じゃあ今度はこうしてみよう」
と思わせてくれる。
何度失敗しても、もう一度最初から挑戦したくなる。
そんな素晴らしいゲームでした。
ロマサガ2リメイクも、本当に、本当に面白かったです。
なのでロマサガ3リメイクも発売日に買います。
心から楽しみにしています。応援しています。

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