シンガポールの夜に、ふわっと立ちのぼる香ばしい煙。
その香りに誘われてたどり着くのが、「サテーストリート」です。
今回は、シンガポールのビジネス街に夜にだけ現れる「サテーストリート」を紹介します!
- シンガポールで妻・子供2人・ヘルパーさんの5人で暮らしています。
- 現在、現地採用でシンガポール勤務
- 過去に駐在員を経験
サテーストリートとは?
シンガポールで味わう“夜だけの屋台ストリート”がサテーストリート(Satay Street)です。
金融街のど真ん中に、日没とともに突如現れるこの屋台通りは、地元民と観光客で毎晩賑わいを見せています。
ここは、MRTラッフルズ・プレイス駅から徒歩5分ほど、「ラオパサ(Lau Pa Sat)」という歴史あるホーカーセンターの外側に位置しています。通常は車道として使われている通りが、夕方になると封鎖され、サテー専門の屋台がずらりと並ぶのです。これが、通称「サテーストリート」と呼ばれる場所です。


サテーストリートの場所
サテーストリートは、MRTの「ラッフルズ・プレイス(Raffles Place)」駅や「ダウンタウン(Downtown)」駅から徒歩5分ほどの場所に位置しており、観光客にも行きやすい立地です。
目印は、ラオパサ(Lau Pa Sat)。金融街のど真ん中にあるホーカーです。
ラオパサ(Lau Pa Sat)ホーカーセンターはとても歴史の古いホーカーで、ここ自体が観光地になっています。八角形が特徴的なホーカーセンターのすぐとなりに、夕方以降にサテー屋台が立ち並びます。日中は普通の車道なのに、夜になると一変して“香ばしい煙”と“賑わい”が立ちこめる、まるでお祭りのような空間になります。


サテーストリートの楽しみ方
サテーストリートでは、屋台ごとに番号がついており、呼び込みの声が飛び交うなかで好みの屋台を選びます。オーダーは「10本セット」「ミックスセット(チキン+ビーフ+マトン)」などがあり、人数やお腹の空き具合に応じて調整可能。人気店は「No.7」「No.8」などが有名で、香ばしい煙と熱気の中、焼きたてを席まで届けてくれます。
また、サテー以外にもシーフード焼き、揚げ春巻き、炒め麺(チャー・クェイ・ティアオ)、タイガービールなど、ローカルグルメを気軽に楽しめるのも魅力。屋外の簡易テーブルで相席になることもありますが、それもまた楽しい経験です。

雰囲気・混雑状況
夜の6時を過ぎると徐々に人が増え、19〜21時は混雑のピークです。席は屋外のプラスチックテーブルで相席になることもありますが、それもまた屋台の醍醐味。煙や香辛料の香りに包まれながら、異国情緒を味わうには最高のスポットです。
蚊が気になる場合は、虫よけを持っていくと安心。また、多少の煙や暑さはあるので、カジュアルな服装がおすすめです。
お会計と注文の仕方
サテーストリートの屋台は、基本的に現金払いが多いですが、一部ではPayNowやクレジットカードに対応している場合もあります。屋台で注文し、番号札をもらって席で待つスタイルが一般的。数分後にアツアツの料理を持ってきてくれます。
サテーストリートのあれこれ
歴史
このエリアの起源は19世紀。ラオパサ自体は1825年創業と非常に古く、元々は海沿いの魚市場として誕生しました。その後、ビクトリア様式の八角形建築へと再設計され、現在のホーカーセンターの姿となりました。
そして1990年代、観光の活性化とローカル文化の再評価を目的に、夜間限定でサテー屋台を集めた「ナイトマーケット」をこの通りでスタート。ラオパサの南側の一角に屋台を集め、「伝統と活気の融合スポット」として今のスタイルが定着しました。
そもそも「サテー」って何?
サテー(Satay)とは、東南アジアを代表する串焼き料理。マレーシア、インドネシア、タイ、シンガポールなどで広く親しまれています。
主に鶏肉、牛肉、羊肉、海老などの肉を香辛料に漬け込み、竹串に刺して炭火で焼き上げるスタイルが特徴。焼きあがった串には、甘辛いピーナッツソースをたっぷり絡めて食べるのが定番です。


こんな人にオススメ!
とにかく、外でビールを飲みたい人には、断然おすすめです!
シンガポール人だけでなく観光客にも大変人気で、いろんな人が来ているので、友達もできるかもしれませんね。

記事が参考になれば幸いです