シンガポールは日本と電圧が違うと聞いたけど、日本の電化製品は使えるのかな?
変圧器が必要と聞いたけれど、どんな種類があるのかな?
シンガポールと日本の電圧は異なるため、製品によっては日本の電化製品が使えない場合があります。
この記事では、シンガポールでも使える家電・使えない家電、日本の家電をシンガポールで使うために必要な変圧器について、シンガポール在住者が解説します。
記事を書いているのはこんな人

ぺとり
- シンガポールで妻・子供2人・ヘルパーさんの5人で暮らしています。
- 現在、現地採用でシンガポール勤務
- 過去に駐在員を経験
結論
日本とシンガポールでは電圧が違うため、家電によっては変圧器が必要です。
変圧器は、シンガポールの220Vを日本の100Vに下げる必要があるので、ダウントランスまたはアップダウントランスという製品を買います。ワット(W)数は容量を表しており、必要な容量はつなげる家電の合計消費電力によります。
容量ギリギリだと、ブレーカーが落ちたり、電化製品に良くない影響を与える恐れがあります。余裕のある容量のものを買いましょう!
私がシンガポールで実際に使っている変圧器はこちら↓の動画の方と同じものです。
動画の方は、インドネシアで使用していますが、シンガポールでももちろん使えます
商品はこちら↓
日本とシンガポールの電圧の違い
日本とシンガポールの電圧の違いを表にまとめると違いは以下のようになります。
日本 | シンガポール | |
電圧 (ボルト) | 100 | 220-240 |
周波数 (ヘルツ) | 50 or 60 | 50 |
プラグ形状 | Aタイプ | BFタイプ (Gタイプ) |
周波数については、日本では東日本と西日本で50ヘルツ、60ヘルツが混在しているため、あまり問題になりません。
しかし、電圧の問題は深刻で、高い電圧で動かすと電化製品が壊れるか、最悪、発火します。
私が、日本から持ってきた古い延長コードは、230Vに耐えきれずに、ショートしたため、家のブレーカーが落ちました。
バチっという音とこげくさい匂いがしました。ご注意ください!
そこで、日本の100Vで動く電化製品をシンガポールで使うには、230ボルト⇒100ボルトに変換するための変圧器と呼ばれる機械が必要になります。
どんな家電に変圧器が必要?
変圧器が不要なものと必要なものと以下のように大別できます。
- 変圧器が不要なもの
- スマートフォン、パソコン、スマートフォン、タブレット、カメラ、ビデオカメラ、多くの電子機器(電源がACアダプタを使用している場合)
- 変圧器が必要なもの
- 電気ポット、コーヒーメーカー、炊飯器、電子レンジ、一部のヘアドライヤー(対応しているものもあります)
スマートフォンなどの電子機器は変圧器要らず
ほとんどのパソコンや電子機器は、変圧器が無くても、そのまま使えます。プラグ形状を変換するアダプターのみ必要になります。
使用可能か確認する方法としては、家電製品の仕様をチェックします。アダプターや本体の品番などが表記されているシール部分を見てみましょう。
入力電圧が100-240Vと記載されていれば海外使用対応製品です。

上のiPhone の場合、100-240ボルトまで使えるよ、という意味になります。
変圧器が必要な電化製品
例えば、下記のような電化製品は変圧器が必要です。
- ポット
- 炊飯器
- トースター
- 電子レンジ
- 洗濯機
- 冷蔵庫
- テレビ(※)
※ テレビは、対応しているテレビとしていないテレビがあります。下記の記事を参照ください。
どんな変圧器を買えばいい?
シンガポールで日本の電化製品を使う場合、230ボルト⇒100ボルトに電圧を下げる必要があるので、ダウントランス(降圧トランス)という製品を買う必要があります。
ただし、最近は、電圧を上げることも下げることも出来る、アップ・ダウントランスという製品も販売されています。アップ・ダウントランスはアップもダウンもできるので、こちらでも構いません。
最近は、アップもダウンも対応しているものが多いようです。
変圧器の選び方
ワット(W)数は容量を示していて、変圧器がどのくらいたくさんの電化製品を動かせるのかを示しています。
電化製品には、それぞれ、消費電力がありますので、本体に貼ってあるシールや説明書で、その電化製品がどのくらい電力を消費するのか、確認しておきましょう。
ただし、容量がギリギリだと、ブレーカーが落ちたり、電化製品に良くない影響を与える恐れがあります。↓変圧器のマニュアルでも、容量に余裕を持つよう促しています。

私は、電化製品の消費電力の合計 x 1.5倍 ~ 2倍を目安に購入しました。
700Wと炊飯器と800Wのホットクックを繋げて使う予定だったので、消費電力の合計は1500Wでした。ですから、余裕をもって3000Wの変圧器を購入しました。
私がシンガポールで実際に使っている変圧器はこちら↓です。
何台買えばいい?
つなげる機器の合計消費電力と、使用場所を考えて、必要な台数を購入しましょう。またコンドミニアムに住む場合は以下の機器は備え付けのことが多いです。
- 冷蔵庫
- オーブン
- 電子レンジ
- 洗濯機
私はほとんどの日本の電化製品は処分することにしたので、台所用に1台のみ、購入しました。
日本の家電製品をたくさんシンガポールに持ち込むよ、という方は、2台以上必要かもしれません。
シンガポールで変圧器は買える?
シンガポールでも変圧器は買えます。
ただし、品質が悪かったという話もよく耳にします。私は、Amazonシンガポールで変圧器を注文したのですが、税関で止まって結局届きませんでした。
引っ越し後、炊飯器が使えずつらかったです
可能なら、日本で変圧器を購入しておかれることをおすすめします。
まとめ
日本とシンガポールでは電圧が違うため、家電によっては変圧器が必要です。
変圧器は、シンガポールの230Vを日本の100Vに下げる必要があるので、ダウントランスまたはアップダウントランスという製品を買います。ワット(W)数は容量を表しており、必要な容量はつなげる家電の合計消費電力によります。
容量ギリギリだと、ブレーカーが落ちたり、電化製品に良くない影響を与える恐れがあります。余裕のある容量のものを買いましょう!
記事が参考になれば幸いです。