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投資でプラスサムゲームに参加しよう!プラスサムゲーム・ゼロサムゲーム・マイナスサムゲームを例を使って説明

こんなひとにおすすめ
  • 投資を始めようと思っているが、博打を打つようで怖いと思っている。
  • 投資を始めようと思っているが、デイトレードみたいな売買は出来ないと思っている。
  • 長期投資を薦められたが、なぜ長期投資がよいのか分からない。

この記事では、長期投資が持つ「価値を生み出す力」をプラスサムゲームの例を使って説明します!

この記事を書いているのはこんな人
  • 30代会社員
  • 3200万円を株式で運用中。2021年7月時点の、含み益は約1000万円。
  • 節約し浮いたお金をインデックス株式に黙々と積み立てるスタイル。

ゼロサムゲーム・マイナスサムゲーム・プラスサムゲーム

ゼロサムゲーム、マイナスサムゲーム、プラスサムゲームという言葉はご存知でしょうか?

サム(sum) は合計という意味なので、それぞれの意味は以下のようになります。

ゼロサムゲーム
Zero-sum game
参加者の勝ち分・負け分の合計が ゼロになるゲーム
マイナスサムゲーム
Minus-sum game
参加者の勝ち分・負け分の合計が マイナスになるゲーム
プラスサムゲーム
Plus-sum game
参加者の勝ち分・負け分の合計が プラスになるゲーム

長期投資はプラスサムゲームなので勝ち目が高いのですが、まず分かり易いゼロサムゲームについて例を使いながら説明しますね!

ゼロサムゲーム(Zero-sum game)とは?

ゼロサムゲームというのは、勝った人の勝ち分、負けた人の負け分の総和を取るとゼロになるゲームのことです。

例えば、くじに当たった1人が3人から1万円を貰えるゲームがあったとします。

くじが当たった1人は、他の3人の参加者から1万円貰えるので+3万円になりますね。逆に、当たらなかった3人は1万円を失います。

そうすると、勝った人の勝ち分3万円は負けた3人から1万円ずつ貰っただけなので、勝ち分と負け分を合計すると総和はゼロになりますね(+3-1-1-1=0)

これがゼロサムゲームです。

ゼロサムゲームでは、儲かった人の儲けは負けた人のお金であるため、勝者と敗者が生まれます。また、取り分が移動しているだけで、全体では何も生産していません。

  • ゼロサムゲームでは、勝者と敗者が生まれます。
  • ゼロサムゲームでは、取り分が移動しているだけで何も生産されていません。

マイナスサムゲーム(Minus-sum game) とは?

次にマイナスサムゲームとはどんなものか考えてみましょう。

さきほどと同じように参加者は1万円ずつ出し合ってくじにあたった人が掛け金を貰えるゲームを考えます。

ただし、今度は、ゲームを運営する胴元が手数料として、1万円取ってしまいます。

そうすると、勝った1人の勝ち分は+2万円で、負けた3人は1万円ずつ払っているので、参加者の持ち出しの総和はマイナスになってしまいます(+2-1-1-1=-1)

このゲームにおける胴元のように、ゲームに「お金を吸い取る何か」が介在することで 勝ち分と負け分の総和がマイナスになるゲームをマイナスサムゲームと言います。

現実世界のギャンブルの多くがマイナスサムゲームになっています。

  • 例えば、宝くじは、胴元の取り分は集めたお金の約半分で、参加者への還元は、たった46.7%しかありません。
  • 競馬・競艇・競輪などは、還元率75%と言われているので、宝くじより幾分マシですが、それでも参加者が不利なゲームと言えます。

そして、必ず儲かる胴元が介在しているため、マイナスサムゲームでは参加者が勝つことの出来る期待値は、ゼロサムゲームより、小さくなります。

  • マイナスサムゲームでも、勝者の勝ち分は敗者の負け分なので勝者と敗者が生まれます。
  • 必ず儲かる胴元が介在しているため、参加者が不利のゲームになります。

プラスサムゲーム(Plus-sum game) とは?

では、プラスサムゲームとは何なのか?

マイナスサムゲームでは、ゲームに胴元のような「お金を吸い取る何か」が介在していました。

ですから、プラスサムゲームは逆に「お金を生み出す何か」が介在していることになります。

プラスサムゲームでは、参加者は下記の図のように「お金を生み出す何か」 からお金を貰えることになります。

さて、この場合では、貰える額に差が出たものの、参加者は全員賞金を得ることが出来、参加者は全員、お金を増やすことが出来ました。

これがプラスサムゲームです。

プラスサムゲームでは、ゼロサムゲームとは違い、儲かった人の儲けは負けた人のお金とは限りません。参加者全員の取り分を増やして終わるということが起こり得ます。

ゲームで例えると、

  • 桃鉄は目的地に着くと賞金が貰えますが、この賞金は他のプレイヤーが払っているわけではないので、プラスサムゲームです。
  • モノポリーは1周するごとにサラリーが貰えますが、これも他のプレイヤーが払っているわけではなく、ゲーム上の銀行が払っているのでプラスサムゲーム、と言えます。

あなたが、ゲーム参加者の立場なら、最もお金を増やしやすいのは、間違いなく「プラスサムゲーム」です。

そして、現実世界のプラスサムゲームが投資です。

投資がプラスサムゲームになる理由

投資家であるあなたは、A社の株を買うことでA社に投資できます。A社は株を買ってもらった見返りとして、定期的に分配金を株主に払います(現実の株式投資もこういう仕組みになっています)。

ここで、忘れてはならないのは「A社は生産活動を行うことで価値を生み出すことが出来る」という点です。

価値を生み出すというと難しく聞こえますが、簡単に言えば、A社に勤める人たちが一生懸命働いて、何か世の中を便利にするものを作ったり、人の役に立つサービスを提供しているということです。そして、その価値をお金に変換することが出来ます。

株主のあなたから見れば、プラスサムゲームの説明で例に出した「お金を生み出す何か」とはまさにA社のことを指しています。そしてあなたは 「お金を生み出す何か」 から分配金を貰うことが出来るのでプラスサムゲームに参加していることになるというわけです。

ただし、投資がプラスサムゲームになるには、1つ前提があります。それは、「投資先が本当に価値を生み出すまでゲームに参加している必要がある」ということです。

長期投資はプラスサムゲーム、 短期投資はマイナスサムゲーム

企業は、投資を受けた次の日にすぐに大金を稼いでくることが出来るわけではありません。

今日100万円貸すから明日までに120万にして返しに来い!と言われても困りますよね・・・

会社が価値を生み出すには年単位、あるいは10年単位の時間がかかるのです。ですから、プラスサムゲームに参加するには、腰を据えて投資を行う必要があります。

デイトレードに代表される短期投資は、株価の上昇下降を掬い取って儲けを得る手法で、企業の成長から利益を得ようとする手法ではありません。

デイトレードで利益を得た人がいるのは、その陰で損をした人がいるということです。

つまり、デイトレードは参加者の取り分が移動しているだけのゼロサムゲーム、あるいは、株の売買で銀行や証券会社にコストを払っていることを考えれば、マイナスサムゲームだということが出来ます。

おわりに

長期投資はプラスサムゲームになる、という理屈は分かって頂けたでしょうか?

もちろん、投資をすればみんなお金持ちになれるわけではありません。投資先が破産すれば、投資した資金は返ってきませんし、予想したほどの配当金が得られないことも、もちろんあります。

でも、投資は確実にプラスサムゲームです。下記のグラフをご覧ください。

出所:『株式投資第4版』(ジェレミー・シーゲル/日経BP出版)

これは、1801年に1ドルを投資したとき、200年後の2001年にいくらの価値になったかということを示すグラフです。

特に株式は、短い期間では上下を繰り返しながらも長期的には価値を上げていき、1801年に1ドルで買った株はなんと、60万ドルまで価値を上げています。

嘘みたいな数字ですが、これは、200年の間に何世代もの人間がそれぞれが懸命に生産活動を行った結果なのです。

まとめ
  • 参加者で儲けを奪い合うゼロサムゲームやマイナスサムゲームではなく、プラスサムゲームに参加しよう!
  • 投資をすることでプラスサムゲームに参加できる。
  • ただし、短期投資はマイナスサムゲーム。長期投資を行おう。

次回の記事では、投資先を分散することの重要性を説明しますね。

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