ライフハック

【体験談】証券口座を複数持つことのデメリット

結論

証券口座を複数持つと

あなたが死亡した場合、家族への遺産相続が複雑になる

というデメリットがあります。

私が父の遺産相続手続きで苦しんだ経緯は以下の通りです。

突然の父の訃報

今年、私の父が突然、事故で亡くなりました。

本当に突然のことで、心の準備も、何も準備も出来ておらず、ともかく、鹿児島の実家に帰ってバタバタと葬儀をあげることしかできませんでした。

さて、葬儀が終わったのもつかの間、今度は、遺産の整理という仕事が降りかかってきました。

資産がどこにあるか分からない!

父からは、いくつかの証券会社で運用を行っていることは聞いていましたが、具体的にどの証券会社を使っているか、どこにいくら資産を入れているのか、まったく分からない状態でした。

生前に少しでも、もしものときのことを決めておけばよかった、と後悔しました

幸い、父は、几帳面な性格で、月々の収支などをノートか手帳に記録を残していましたので、父の手記を洗いざらい調べることで大体の検討が付いてきました。

生前、父から資産は大体3000万円くらいになると聞いていましたので、これを目安に調べることが出来ました。

整理すると、

  • 6つの証券会社に数百万ずつ投資をしている
  • これを合計すると、大体 3000万円くらいになる

  

ということが分かりました。

資産を全部合わせると、3000万円くらいになる、ということを前もって聞いておけたので良かったですが、これを聞いていなければ、もっと作業は大変だったはずです・・・。

投資先が分かった後も大変だった

投資先が分かったので、今度はこれを、父の資産から母の資産へ移管してもらう必要があります。

証券口座にある資産の遺産相続手続きについて、調べた手順を整理すると、大体、どこの会社も以下のような手順になりました。

  • まず、父が利用していた証券会社と同じ会社で、遺産を相続する人(今回の場合は母)も証券口座を開く必要がある。
  • 母がその会社で証券口座を開くことが出来たら、父の保有銘柄がそっくり、母の口座に移される。

  

母は、いずれの証券口座も持っていなかったので、まず、6つの証券会社で口座を開く必要がありました。

証券口座を開いたことのある方ならご存知と思いますが、証券口座を1つ開くのにも、いろいろな書類を書く必要があり、結構大変です。

今回は、それを、投資のことをほとんど知らない母が、6つも手続きしなければならず、めちゃくちゃ大変でした・・・

  

6つの会社に電話で事情を話して、口座開設の書類を送付してもらうのにも、一苦労です。

詳細は省きますが、証券会社によっては、法定相続人すべての押印と印鑑証明を求めるところもあり、これも大変でした。

証券口座を複数持つ場合はご注意を!

証券口座を複数持つと、いろいろな恩恵があります。例えば、口座を開くだけでキャッシュバックがある場合があり、これを求めて、どんどん口座を開くこともできます。また、IPOの抽選も有利になります。

しかし、あなたが突然亡くなった場合、残された家族には複数の証券口座の整理はかなり大きな負担になります。

証券口座を複数持つ場合は、家族に必要な情報を残せるような工夫をしておきたいですね。

少なくとも、どこの証券会社を使っているかは、リスト化して家族と共有しておきたいですね。

具体的な対策

今回の体験を通して、私自身は今後、以下のような対策を取りたいと考えています。

  • どこの証券会社を使っているかは、リスト化して家族と共有しておく。
  • 用の無くなった口座や少額しか入れていない口座は順次、解約するか、残金をゼロにして、メイン口座に資産をまとめておく。

  

死んだ後、家族に恨まれるのも嫌なので、しっかり整理しておきたいですね

  

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