あらゆるものを断捨離の対象として、火災保険(年5000円)以外のすべての保険を解約した私。
医療保険など無駄!無駄!無駄!
この記事では、医療保険に入っていない私が総額100万円の大手術を受けることになった結果、結局いくら払ったのか、を赤裸々にお話しします!
結論:持ち出しは、17万5,409円
結論から言えば、私の持ち出しは、17万5,409円でした。本当にありがとうございました。
手術を受けることになった経緯
私の左手首は、中学生のとき転んでからずっと調子がおかしかったのですが、ある夜、眠れないほど痛むようになりました。
あまりの痛みに次の日、病院に行くと診察を受けると、衝撃の診断結果が。
たぶんずっと前から、手首の骨が折れたままになって、くっついてない。手術しないと手首がガタガタになってうまく動かなくなるよ。
なんと、私の手首の骨の1つ、舟状骨(しゅうじょうこつ)は中学校の頃から折れたままになっていて、何かの拍子で痛み出したようです。
だから、ずっと手首の調子がおかしかったのか!
舟状骨の骨折は、気づかないまま放置されることが多い骨折だそうですよ。
皆さんも気をつけてくださいね。
手術を受けることに
手首がめちゃくちゃ痛いのが続いていましたし、ほっておくと悪化するといわれてしまったので、手術を受けることにしました。
手術の手順は、
- 手首を切開して手首の骨を取り出す
- 取り出した骨を成型したりボルトでくっつけたりする
- 骨を手首に戻して縫合する
というもので、かなり大規模な手術になるようでした。
すぐにでも手術して欲しかったのですが、出来る病院が大学病院の手首専門しかないらしく、手術は2か月後に決まりました。
夜、眠れないくらい手首がめちゃくちゃ痛いのですが、2か月間どうしたらいいのでしょうか?
手術するまで治らないから我慢してね。
!?・・・・・・・・・
手術費が高額になりそうだったので限度額適用認定を受ける
高額療養費制度
私たちがお医者さんにかかるとき、私たちは医療費の3割程度しか払う必要はなく、7割は国が負担します。
そうすると、100万円の手術を受けると患者の自己負担は、30万円になりそうですが、そうはなりません。
高額療養費制度というものがあり、収入によりますが、高額な手術を受けても、あとで払い戻しが行われるため、実質の自己負担は10~20万円程度になります。
全国健康保険協会より引用(LINK)
限度額適用認定証
高額療養費制度が適用される場合でも、手術費用はいったん病院に払う必要があります。
100万円の手術を受けるとすると、いったんは病院に100万円払う必要があるということです。
しかし、高額な手術を受けることがあらかじめわかっている場合には、限度額適用認定証というものを取得しておくことで、病院に払うお金を自己負担限度額までにすることができます。
私は、後で払い戻されるとはいえ、結構なお金を病院に払うのは絶対に嫌だったので、手術が決まってすぐに限度額適用認定証を申請しました。
下記の全国健康保険協会のサイトで、限度額適用認定証の申請の仕方を調べることができますよ。
全国健康保険協会より引用(LINK)
手術、支払い
千葉大学病院にて、約8時間の手術の受けました。
こんな大きな手術を受けたのは生まれて初めてだったので疲れました。
帰り際、病院の窓口で、手術の総額を確認すると、なんと102万円でした。
50万円くらいかな~と勝手に思っていたのでビックリ!
限度額適用認定証を持ってきてるんですけど、これを使っていただけますか?
はい、限度額適用認定証ですね!ちょっと計算しますね~
というわけで、限度額適用認定証を使い、わたしの支払いは17万5,409円になりました。
感想
私の支払いは、17.5万円でしたが、高いと思いましたか?安いと思いましたか?
私は、高い!と思いました!
手首も痛いうえに、結構なお金を払うことになったので、不幸のダブルパンチでした。
しかし、医療保険に入ってまでカバーするほどのリスクではないなと思いました。
私は、保険に入るより、お金が手元にある方が安心できるタイプなので、今後も医療保険には入らないつもりです。医療保険がちゃんと降りるかどうか、を心配するもの嫌なんです。
実際に今回、高額療養費制度と限度額適用認定証が上手く使えたので、今後、大きなケガや病気をしてもお金はまあ大丈夫かな、と思えるようになりました。
医療保険は入っていた方がいい!という人の気持ちもわかるようになった
一方で、医療保険に入っててよかった!とか医療保険は絶対必要!と言っている人の気持ちもわかるようになりました。
病気やケガで弱っているときに、10-20万円払う羽目になるので、結構つらいのです。
また、今回私は、入院しませんでしたが、入院の場合、差額ベッド代という費用は、自分で払う必要があります。これは病室をグレードアップした場合(例えば、個室を取った場合)に生じる費用で、1日、7000円くらいかかるそうです。
「病気で弱っているのに、お金のことで我慢したくない!」という方は、やはり医療保険には入っていた方がよいかもしれません。
まとめ
- 日本の医療保険は充実しているなと実感。
- 高額療養費制度で負担の上限が決まっている。
- 前もって、限度額適用認定証を申請しておけば、一時支払いも不要。
- ”怪我や病気”+”結構な額の出費”という不幸のダブルパンチとなるため、心配な人は医療保険に入っていても良いと思う。