- インデックス投資を実践しており、暴落に備えたいが、具体的に何をしたらいいか分からない方
- これからインデックス投資を始めようと思っているが、暴落が来たらどうしようと思っている方
- インデックス投資中に暴落に遭遇した人の話を読みたい方
この記事ではコロナショック直前にインデックス投資を始めた私がどんな目に遭ったか、次の暴落に備えて何をしているのかを解説します!

- 30代会社員
- 3200万円を株式で運用中。2021年7月時点の、含み益は約1000万円。
- 節約し浮いたお金をインデックス株式に黙々と積み立てるスタイル。
- 2019年に投資を始め、直後にコロナショックに遭遇
まずは結論から
暴落に対する具体的なアクション
- アクション① 明日、暴落しても心理的に耐えられるか考える
- アクション② 暴落に耐えられないようなら現金比率を上げるか、債券などの値動きが小さいリスク資産に組み替える
- アクション③ 暴落しても積み立てはやめない
暴落に備えて、暴落について知ろう!
暴落はいつ来るか分からない ーコロナショックー
2021年8月現在、ダウおよびS&P500は高値を更新中で、米国株式や先進国株式、全世界株式に投資している方は、寝てる間に資産が増えている状態かと思います。
わたしが投資を始めた2019年~2020年初頭にかけても、下記のように株の伸びが非常によく、寝てる間にどんどん資産が増えていくので、わたしは調子に乗っていました。

投資を始めたばかりなのに資産がどんどん増えていくので、「自分って天才か!?」と思っていました。
ところが、2020年の3月になると、コロナが本格的に蔓延し、コロナショックによる株価暴落が発生しました。

この暴落によって私の資産は、300万円の含み益から600万円の含み損に転落しました!!!
幸い、コロナショックに関しては、株価がすぐに回復し、2020年の後半にはコロナ前の水準まで立ち直り、その後も伸び続けています。

おかげで私の資産は600万円の含み損から1000万円の含み益まで回復しました。
この経験を通して、私が学んだことは、暴落はいつ、どんな要因で起こるか分からないということでした。
暴落から元の水準に戻るまで
近年に起こった暴落をまとめると以下のようになっています。
暴落 | 年代 | 下落率 | 下落期間 | 暴落前の株価水準までに 要した時間 |
---|---|---|---|---|
ブラックマンデー | 1987 | 33.5% | 3か月 | 1年11か月 |
ITバブル崩壊 | 2000-02 | 49.1% | 2年6か月 | 7年2か月 |
世界金融危機 | 2007-09 | 56.8% | 1年5か月 | 5年6か月 |
コロナショック | 2020 | 31.9% | 1か月 | 1年以内 |
上の例を見るに、暴落時には、
- 資産が4割程度に目減りし、
- 3年程度の間、株価が下がり続け、
- 暴落前の水準まで回復するまでに10年程度かかる
ことを覚悟しておく必要がありますね。
暴落がどんなものか分かったところで、暴落に備えて何をすればいいか、考えてみましょう!
暴落に対する具体的なアクション
アクション① 明日、暴落しても心理的に耐えられるか考える
明日、突然、リスク資産が
- 資産が4割程度に目減りし、
- 3年程度の間、株価が下がり続け、
- 暴落前の水準まで回復するまでに10年程度かかる
と考えたとき、心理的に耐えられるような資産配分になっているでしょうか?
2019年、調子に乗っていた私は、
最終的には右肩上がりになるのだから、暴落しても、楽勝!
と思っていましたが、実際、暴落が起こると、
含み益があるうちに、もっと現金比率をあげておくべきだった・・・
と後悔しました。
投資前に「これで大丈夫!」と決めた資産配分でも、あなたや家族の状況次第では、無理が出ているかもしれません。
アセットアロケーションは定期的に見直しましょう!
大きく儲けることよりも、市場から退場しないことを重視し、無理の無いアセットアロケーションにしましょう!
※ちなみに、つみたてNISA(年間40万円上限)の範囲内で投資している分には、現金化する必要は全くないと思います。
ここで話題にしているのは、(私のように)資産のほとんどをリスク資産として運用している場合です。
アクション② 現金比率を上げるか、債券などの値動きが小さいリスク資産に組み替える
心理的に暴落に耐えられないようなら現金比率を上げるか、債券などの値動きが小さいリスク資産に組み替えることも検討しましょう!
暴落してからでは遅いですよ!
含み益が出ているうちに、投資信託・ETFを少し売って、暴落の影響の受けない現金の形にして保有しておけば、暴落時の安心材料が増えますし、余裕があれば底値で買い増すことも出来ます。
暴落後では、リスク資産が大きく目減りしているため、 投資信託・ETFを売却すると損が確定してしまうので、自由な資産配分の組み換えが出来ません。
アセットアロケーションの見直しは、暴落前に行っておき、いつでも暴落を迎えられるようにしておきましょう!
アクション③ 暴落に遭遇しても積立をやめない
長期保有を前提とする個人投資家にとっては、暴落は悪いことばかりではありません。
短期で利益を出さなければいけないプロのファンドマネージャーと違い、個人投資家は買った投資信託やETFを10年でも20年でも好きなだけ保有できます。
ですから、暴落は数年後を見越して投資信託・ETFを激安で仕込んでおくチャンスでもあるのです。
実際、2020年のコロナショックで、株を安く仕込んで大儲けした人もいますね!
株価が下落し続ける局面で、積立を継続するのは、勇気が要るかもしれませんが、絶好の買い場でもあるので積み立ては止めないようにしましょう!
安心して投資を続けるためにも、無理のないアセットアロケーションを心がけたいですね!
結論
暴落に対する具体的なアクション
- アクション① 明日、暴落しても心理的に耐えられるか考える
- アクション② 暴落に耐えられないようなら現金比率を上げるか、債券などの値動きが小さいリスク資産に組み替える
- アクション③ 暴落しても積み立てはやめない
暴落を楽しめるくらいのベテラン投資家を目指します!