投資方針・実績

先進国株式インデックスを買う理由4選ーなぜ米国株や全世界株ではなく先進国なのか?ー

この記事では、資産の8割を先進国株インデックス(emaxis slim先進国株式)に投資している私が「なぜ、 先進国株式インデックスにしたのか?」、「先進国株式インデックスは実際のところどうなのか?」を解説します!

この記事を書いているのはこんな人
  • 30代会社員
  • 3200万円を株式で運用中。2021年7月時点の、含み益は約1000万円。
  • 節約し浮いたお金をインデックス株式に黙々と積み立てるスタイル。

結論から

以下の4つの理由から 先進国株式インデックスをメインの投資先としています。

① アメリカだけに投資するのは怖かったから
②「発展途上国の成長で得をするのは先進国だ」と感じたから
③「発展途上国の経済システムは不安定だ」と感じたから
④ ロールモデルとする投資家さんと同じだから

わたし

1つずつ詳細を説明していきますね!

先進国株式を選んだ理由

① アメリカだけに投資するのは怖かったから

GAFAMなどの活躍もあり、アメリカ株の成長は目覚ましく、アメリカだけに投資しておけばよいという人もいます。

ただ、私は30年くらい放っておいてもいいように、アメリカ以外も含んだ投資信託を選びたいと思っていました。

何か事件が起こって、アメリカの経済が停滞することは、無いことではないと思います。

極端なことを言えば、ニューヨークに巨大隕石が落ちるかもしれないし、テロの標的になるかもしれませんよね。

また、30年後にはアメリカが今ほど資本主義優先の国でなくなっている可能性もあると思います。

そのようなことが起こった場合でも、安心して投資を続けられるようにしたいと思っていました。

従って、先進国株式か全世界株式から選ぶことにしました。

②「新興国の成長で得をするのは先進国だ」と感じたから

わたしは2013年1月にミャンマーを旅行したことがあります。

当時、ミャンマーは20年余りに渡った軍事政権の統治が終わり、アウン・サン・スー・チー氏をリーダーとし民主化が急速に進みつつありました。

ミャンマーヤンゴンにあるシュエダゴン・パゴダを訪れました

さて、旅行の際、感じたことは、この時点でミャンマー国外から外資系企業がミャンマーを訪れ、ビジネスを始めようとしていたことです。日本も例外ではありません。

ミャンマーに進出する日本企業の増加を示した資料(JICA資料)

ある企業は、ミャンマーで整備が進んでいないインフラ設備の受注を目指して、ある企業はミャンマーの観光資源を利用した観光業を狙って、ある企業はミャンマー国内の資源を狙って、進出してきていました。

この時、私は「これから新興国が発展することで、得をするのは実は、先進国なのだ」ということに気づきました。

ですから、新興国を含んだ全世界株式に投資しなくても、先進国株式に投資するだけで新興国の成長の恩恵は十分に受けられる」と感じました。

③ 新興国の経済基盤は不安定だと感じたから

2014年に私は、仕事でイラクに行きました。

2003年のイラク戦争以来、治安維持を目的に駐留していた米軍部隊も2011年にイラクから撤退し、当時のイラクは、これから経済成長が見込まれる国でした。私の仕事もその関係でした。

イラク滞在中にテレビで放送していたラクダレース

しかし、2014年のISIL (Islamic State in Iraq and the Levant)の台頭により、イラクは国の半分がテロリストに乗っ取られた状態になり、イラク情勢は著しく不安定になり、経済発展は遠のきました。私の関わっていたプロジェクトも立ち消えてしまいました。

この経験から私は「新興国の経済基盤は不安定で、直接、投資するのは危険だ」と感じるようになりました。

全世界株式の投資先にイラクなどの情勢が不安定な国は含まれていませんが、治安やインフラ、経済システムが先進国ほど安定していない新興国に投資を行うことは、見返りよりも損の方が大きいと感じています。

④ ロールモデルとする投資家さんと同じだから

私が投資のロールモデルとしているのは、インデックス投資でほったらかし投資を実践している水瀬ケンイチさんです。

私は、水瀬ケンイチさんの著書「お金は寝かせて増やしなさい」を読んで、インデックス投資を始めました。

水瀬ケンイチさんは自身の資産配分(アセットアロケーション)をブログで公開しています。

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

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2021年6月末の資産配分(アセットアロケーション)と主な投資商品、今後の投資方針

ご覧のように先進国株式を主戦力としていらっしゃいます。

目標としている投資家が、先進国株式を主戦力としているので、私は安心して、先進国株式に投資することが出来ました。

また、水瀬ケンイチさんが実践しているように、先進国株式とは別に新興国株式(emaxis slim 新興国株式など)を買い足せば、全世界株式に投資することが出来ます。

ですから、私は先進国株式を主戦力としています。

先進国株式インデックスのパフォーマンス

先進国株式インデックスのパフォーマンスは楽天スーパーサーチで確認できます。

eMAXIS Slim 米国株式、eMAXIS Slim 先進国株式、eMAXIS Slim 全世界株式の3つの投資信託を選択して比較すると以下のようになります。

eMAXIS Slim 先進国株式は約7割、eMAXIS Slim 全世界株式 は約6割を米国株式が占めているため、3つの値動きは、当然、似た形になります。

抜粋した期間では若干、米国株式が先進国株式より成績が良く、全世界株式は新興国が足を引っ張っているのか、少し伸びが悪いですね。

私自身は、2019年から始めた投資で、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスをメインに投資し、+44%増になっています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 21,931,242 円
(+6,719,390 円)
+44%

アメリカに特化し、S&P500やVTIに投資すればもうちょっと儲かったのかもしれませんが、今後も長く投資することを考えれば、分散が効いている先進国株式の方が私は好きです。

わたし

ちなみにわたしは日本を除く先進国株式に投資しています。日本を除いているのは理由があるので、そのうち記事を書きますね。

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