投資・家計簿

【インデックス投資】emaxis slim 米国株式・先進国株式・全世界株式どれを買うべきか解説

前回の記事で、①信託報酬が安い、②純資産が多い優良な投資信託として、以下の4つをオススメさせて頂きました。

  1. eMAXISSlim米国株式(S&P500)
  2. eMAXISSlim先進国株式インデックス
  3. <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  4. eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)

詳しくはこちら↓↓↓

今回は、この中から、何を買えばいいか?どう考えればいいかを解説します!

この記事を書いているのはこんな人
  • 30代会社員。
  • リスク資産3200万円を運用中。2021年7月時点の、含み益は約1000万円。
  • 節約 ⇒ 浮いたお金を積み立てるスタイル。

結論:どれを選ぶかは人による

まずは、結論から。

3つとも値動きはほとんど同じです!

20年後も30年後も安心して投資を続けられるよう最も考え方に納得できるものを選びましょう!

  • どれも、アメリカの構成比が大きいため、アメリカ市場に大きく依存する。このため、値動きは、似た形になる。
  • 現状までを見れば、アメリカだけに投資するのが一番効率が良かった。
  • 今後の未来をどう見るかによって、アメリカだけに投資すべきという意見(米国株式支持者)、先進国まで広げて投資すべきという意見(先進国株式支持者)、全世界に投資すべきという意見がある(全世界株式支持者)。
  • どれも間違っておらず、投資家がどの意見に一番納得できるかで、何を買えばいいかが変わる。ただし、長期投資では、20年後も30年後も安心して投資を続けられるものを選んでおくことが重要。

3つの emaxis slimの概要

3つのemaxis slimの概要は以下の通りです。

ファンド名eMAXISSlim米国株式(S&P500)eMAXISSlim先進国株式インデックスeMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
委託会社三菱UFJ国際 三菱UFJ国際 三菱UFJ国際 
純資産(億円)39911987 1608
購入手数料なし   なし なし 
信託報酬0.0968% 0.1023% 0.1144% 
連動指数海外株式 
(S&P500に連動)
海外株式 
(MSCIコクサイ・インデックスに連動)
海外株式
(外国株式・新興国株式・日本株式に連動)

”eMAXISSlim先進国株式インデックス”と”<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド”は、どちらも、MSCIコクサイ・インデックスに連動し、手数料も全く同じですので、どちらを買うかは、好みで構いません。

この記事の説明では、先進国株式は全て、eMAXISSlim先進国株式インデックスとして説明します。

いずれも、純資産1000億円以上の規模を持つ投資信託で、信託報酬は、若干の差がありますが、ほぼ同じと言えるレベルです。

最大の違いは、「この投資信託が何によって値段が変動するのか」という点です。

(1)eMAXISSlim米国株式(S&P500):

アメリカの選び抜かれた500社で構成される『S&P500』に連動します。

(2)eMAXISSlim先進国株式インデックス:

日本を除く先進国の株価動向を示す代表的なインデックス『MSCIコクサイ・インデックス』に連動します。

(3)eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー):

全世界の株価動向を示すインデックスに連動します。主として「外国株式インデックスマザーファンド」、「新興国株式インデックスマザーファンド」および「日本株式インデックスマザーファンド」に連動します。

ざっくり言えば、

  1. 米国株式は米国の株式市場に投資します。
  2. 先進国株式は、日本を除く先進国に投資します。
  3. 全世界株は、日本を含む全世界の市場に投資します。

eMAXISSlim米国株式(S&P500)は、アメリカに投資します

eMAXISSlim先進国株式インデックスは、以下の国で構成されます。

交付目論見書2021.01.27

eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)は以下の国で構成されます。

交付目論見書2021.01.27

わたし

次に過去の運用成績を確認してどの市場を選ぶべきか、いっしょに考えてみましょう!

運用成績を比較

投信スーパーサーチを使うことで、過去の運用成績の比較ができます。

わたし

投信スーパーサーチは楽天証券のサービスですが、口座を持っていなくても使えます。

比較の仕方について詳しく知りたい方はこちら↓↓↓

投信スーパーサーチでeMAXISSlim米国株式(S&P500)、eMAXISSlim先進国株式インデックス、eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)を比較すると以下のようになります。

上画面は、

eMAXISSlim米国株式(S&P500)(青)、eMAXISSlim先進国株式インデックス(オレンジ)、eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)(赤)を比較しています。

わたし

どれも、似た値動きをしていますが、最終的にeMAXISSlim米国株式(S&P500)(青)⇒ eMAXISSlim先進国株式インデックス(オレンジ)⇒ eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)(赤)の順で成績がいいことが分かりますね。

3つともほぼ同じ値動きをする理由は、先進国株式にも、全世界株式にも、米国株式が組み込まれているからです。

先進国株式にも、全世界株式にも、大部分に米国株式が組み込まれています。

eMAXISSlim先進国株式インデックスは、全体の7割がアメリカ市場で構成されています。

交付目論見書2021.01.27

eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)は全体の6割がアメリカ市場で構成されています。

交付目論見書2021.01.27

つまり、3つとも、アメリカの市場に大きく左右されるため、値動きは似たものになります。そして、これは基本的に今後も同じです。

わたし

そうであれば、一番成績の良かった、米国株式を買うのが良さそうですが・・・。eMAXISSlim米国株式(S&P500)にも弱点があるので、それを次に説明しますね。

米国株式の弱点

アメリカ市場に頼りすぎている

資産運用の世界では、「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。

「卵は一つのカゴに盛るな」:

手持ちの卵を全て1つのかごに盛ると、かごをひっくり返したときに、全部割れてしまう。これを防ぐために、卵は分散して保管しなさいということ。

転じて、資産運用では、資産を一点に集中すると一度の出来事で、全てを失うことになるため、資産は分散して持つべきであるという格言として知られる。

米国株式を主戦力にするということは、アメリカに何かあった場合に資産が激減するリスクがあるということです。

極端な例を挙げれば、アメリカに巨大隕石が落ちたら、アメリカの経済活動はしばらく停滞してしまうでしょう。

隕石は極端な例としても、アメリカは「Black Lives Matter」に代表される人種の問題、テロの標的となった歴史があり、アメリカを中心に大きな経済停滞を及ぼす出来事が起こる可能性は十分にあります。

従って、成績がいいからと言って資産を米国株式に集中させるのは、危険だという考え方があります。

アメリカ以外の国の成長を取りこぼす恐れがある

今のところ、アメリカ市場は絶好調で、特にGAFAMに代表される実質的に世界のITを牛耳っている企業は全てアメリカ企業です。

GAFAM:

Google(グーグル)、Apple(アップル)、Facebook(フェイスブック)、Amazon(アマゾン)、Microsoft(マイクロソフト)の頭文字を取って、GAFAM (ガーファム)を呼ぶ。

しかし、今後、20年-30年後もアメリカ市場が最も効率がいいかどうかは、未来のことですから、誰にも分かりません。

例えば、今後、SDGsで重要となる自然エネルギーの分野ではアメリカよりヨーロッパの方が力を入れており、進んでいます。(例えば2021年時点で、洋上風力発電の発電量世界一はイギリスです)。こういう意味で、ヨーロッパが活躍する未来もあり得るかもしれません。

また、中国の成長は目覚ましく、これに投資しないことはもったいないことかもしれません。

このように、米国株式を主戦力とした場合は、アメリカ以外の国の成長を取りこぼす恐れがあります。

結局何を買えばいいのか?

アメリカは効率が良さそうだが、アメリカ以外に投資しないことが問題になりえるということが分かってきました。

わたし

じゃあ、結局何を買えばいいの???

結論、何を買えばいいかは、投資家の考え方に依ります。

それぞれの支持者の言い分をまとめてみました。あなたはどの意見に一番共感できますか?

米国株式支持者の言い分

支持者の言い分
  • アメリカは、現状、世界一の資本主義大国であり、今後も経済発展はアメリカが主導する。一番効率の良いアメリカに投資すべきである。
  • GAFAMがアメリカから現れたように、アメリカにはイノベーションを実現する土壌がある。将来性の面でもアメリカに投資すべきである。
  • アメリカ以外の国に投資するのは非効率である。

先進国株式支持者の言い分

支持者の言い分
  • アメリカが今後、停滞する状況は十分にあり得る。また、アメリカ以外がイノベーションで経済をけん引する未来もあり得ないとはいえない。アメリカだけに投資するのは危険である。
  • かと言って、全世界に投資するのは効率が悪い。新興国には、先進国の企業が入るのだから、結局、新興国の発展によって、先進国が一番儲かる。
  • 従って、株式市場が成熟している先進国(アメリカ・ヨーロッパ etc…)に絞って投資すべきである。

全世界株式支持者の言い分

支持者の言い分
  • 今後、長期的観点では、どの国が伸びるのかは全く予想できない。中国や人口増加が見込まれる新興国を含む全世界に投資すべきである。
  • リスク分散の上でも全世界に投資するのが最も良い。
  • したがって、全世界に投資すべきである。

どれを買っても間違いではない

結局、この3つのどれを買うかという点は、未来をどう考えるかということが焦点になり、誰も正しいことは分からないし、どれを買っても間違いではありません。

ただ、長期投資を考えているのなら、今から、20年後も30年後も安心して投資を続けられるものを選んでおくことが重要です。

まとめ

emaxis slim 米国株式・先進国株式・全世界株式どれを買うべきか解説してきました。

  • どれも、アメリカの構成比が大きいため、アメリカ市場に大きく依存する。このため、値動きは、似た形になる。
  • 現状までを見れば、アメリカだけに投資するのが一番効率が良かった。
  • 今後の未来をどう見るかによって、アメリカだけに投資すべきという意見(米国株式支持者)、先進国まで広げて投資すべきという意見(先進国株式支持者)、全世界に投資すべきという意見がある(全世界株式支持者)。
  • どれも間違っておらず、投資家がどの意見に一番納得できるかで、何を買えばいいかが変わる。ただし、長期投資では、20年後も30年後も安心して投資を続けられるものを選んでおくことが重要。
わたし

ちなみにわたしは、先進国株式の考え方に賛同し、資産のほとんどをeMAXISSlim先進国株式インデックスにしていますよ!

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